電気技術士と第一種電気主任技術者の違いについて [PR]

電気技術士はあくまで技術の立証のみが重要な資格

電気技術士は実は、あくまで技術を用いて自らが持つ技術を使用して何か電気工作物を作ることができるという資格なんですが、実は、扱うことができる電気量というものが決められています。なので、電気主任技術者と違う点は、ずばり、工作物に使用できる最大電力数が異なるという違いです。

 

ではなぜこのようになっているかですが、この両者の資格、このようなことができますよという証明をする団体が異なるがゆえ、異なる資格とされていて、技術士のほうの資格はあくまで、工作物を作ることができるというだけで、言い方が悪いんですが、大きな電力を扱うことはできないという決まりがあるんです。

 

まず、技術士の資格は、社団法人という法人が管理して国家資格になりますが、権威資格というものでして権威ある資格ですが、実務を行うことは別の資格です。通常、技術士と聞くと実践経験があるのでは、と感じられるでしょうが、電気の場合、実は、技術者側が実践経験がある人物で、こちらは、試験についても過去に何年か電気工事の実績がないと資格取得の権利すらもらえません。

 

なので、技術士は決められた6000ボルト以下の電力の工作物しか作ることができない、しかも作れるけど、作ったものの安全については分からないというのがこの資格なんです。だから、電気主任技術者のほうが難しく、かつ尊敬をされる部分は、絶対にこの電力量だったら責任を持って管理できますよという絶対性というものが技術士側にはないがゆえなんです。よって、技術の立証はできるんですが、その技術を利用して何かをする際、制限を設けますよというのが電気技術士になり、言わば塾の先生をすることはできるんですが、教官になって教えることはできないということです。

技術士はあくまで名誉を求める資格

電気技術士は、あくまで名誉を求める資格でして要は理論とか基礎を知ることで何かを作り出すことができますよという名誉資格になります。なので、この資格を持てば専門家であると名乗ることはできるんですが、実戦経験があるわけではないので実務はできないということです。

 

もっと簡単に説明しますと、専門家の方で、軍事専門家という方がいますが、軍事専門家は別に兵隊になって実際に戦争で戦っているわけではないのであくまで知識があり理論を知っているというだけです。これを、技術者に置き換えた場合、実戦経験がありますので、専門家さんと比較した場合、戦争に言った経験があり、かつ兵隊さんだった時期があるがゆえ、技術士の人と比較した場合、実技における実績を持っているがゆえ、信頼されるということになります。

 

ただ、名誉資格は持つことに意味がありまして、専門家であるがゆえ、問題が起きた際、専門家チームという形で招集され、問題の分析をして次に問題が起きないよう企業にアドバイスをするという重要な役割があるので、実務経験こそありませんが重大な意味があり、自らの論理が間違っていた場合においては責任を取るということを約束させられていますので電気技術士という名誉資格は、自分の論理が正しいことを立証し、間違っている場合はその責任を取るという高潔さが必要とされる資格です。

 

だから、第一種電気主任技術者と専門知識を持つ技術士という立場の両方の資格を持っている人が存在するのは、分析して問題解決を図る専門家であると国家が認めていますと公表して、ビジネスでそのことを大々的に発表することが狙いであり、これを技術士の資格を持たずに公表すると法律に触れ違反となり処罰される対象となるがゆえです。

電気技術士に求められるのは責務について全うするという高潔な姿勢

では、電気技術士の必要とされる理由ですが、これは、いざ、電気系に問題が起きたりした際責任を負うべく立場にある人物が誰かとなった際、原因を追究するのが技術士でかつ、責任を全うする立場にあるのも、技術士であるがゆえ、電気技術士が必要とされる理由は責任を全うすることにおいて高潔であるがゆえ、絶対的な権限が与えられていて専門家であると名乗り、ビジネスに自らの肩書を利用することができるのです。

 

よって、電気技術士の資格を取得する理由はビジネスにおいては、電気の専門家であると自負することのほか、電機関連で問題が生じた際、問題を追求することができる人物であることの証明、そのうえで、自分の論理に問題があった場合責任を取るという高潔さがあるがゆえ、電気主任技術者の資格を持つ人でもこの資格を取得するというわけです。

 

これは、技術を持つ専門家であるという事柄、間違った知識を使用して間違った方向に分析をしてはならないという裏返しでもありますが、分析をする際には一人だけで電気関連の問題を分析するわけではないので、チームで分析に当たる場合、チームで出した結果を重要としますので単独で、分析をしてほしいと依頼されない限り、たった一人で間違った分析をすることもないのでまず、技術者だから間違ったら即座に罰則というわけではないのでその点においては安心できる資格です。

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